特集
- 展示会紹介 LASER World of PHOTONICS 2017
レーザーシステム及びレーザー機器、レーザー測定器に関する専門展だ。1973年に始まったこの展示会は2年に1度開催されており、この展示会に出展する多くのメーカーはこの展示会に合わせて新製品の発表を行うほどで、この展示会の重要性は高い。もちろん世界各国からレーザー及び光学製品に関連するメーカーが出展しており、来場者も世界各国から集まっている。同時に開催されるワークショップやセミナー等も開催されており、単なる展示会にとどまらず新しい技術発表の場としても重要な展示会となっている。
今回の出展社数は1,293社となり、来場者登録数は前回(2015年:31,279人)からやや増加の4日間で32,000人以上の関係者が訪れたと発表された。会期中は各国から来場した多くの関係者が新製品の発表を熱心に聞いていた。
また、同展示会では「World of Photonics Congress」というレーザー技術および光学技術のあらゆる側面に焦点を当てたプラクティス指向の講義プログラムが同時に開催で行われており、研究だけで無く産業にも焦点を当てた国際会議となっている。 今回「World of Photonics Congress」で開催された国際会議は以下の通り。
・ CLEO/Europe ? EQEC 2019
・ Lasers in Manufacturing (LiM 2019)
・ EOS Optical Technologies
・ Imaging and Applied Optics
・ Digital Optical Technologies
・ Optical Metrology
・ European Conferences on Biomedical Optics (ECBO) a 2017
・ FPD China 2017ドイツの南に位置する都市ミュンヘンはバイエルン州の州都であり、英語などではMunichと綴られ、ミュニックと発音します。ドイツ第3の都市でありながら治安はドイツで一番良いとも言われていて、この季節は日照時間が長く、また季候も良いため、多くの観光客が訪れ、街が非常に賑わいます。週末には各広場で屋台が数多く軒を連ね、音楽や踊りのイベントなども行われます。新市庁舎のあるマリエンプラッツェも踊りや音楽そしてビールを楽しむ人であふれかえりとても賑わいます。
バイエルン州と言えばピンとくる方も多いようにビールとヴァイスヴルスト(白ソーセージ)が特に有名です。ミュンヘンを訪れた方はテラスでソーセージをつまみにビールを飲んでしまうと思います。ただ、このヴァイスヴルストは非常に傷みやすいため、早朝に準備して、朝食と昼食の間に食べるのが伝統。新鮮なヴァイスヴルストはコンソメなどで茹で、冷めないように茹で汁とともに大きなボウルに入れてテーブルに運ばれます。皮をむいてバイエルン風の甘いマスタードを付けて食べるととても美味しいのでついつい食べ過ぎてしまいます。実はボールに入ったゆで汁も美味しいスープに・・・。こっそり味わいましょう。 いった小籠包もあるので上海に行った際にはぜひチャレンジして下さい。
ドイツでもビールと言えばピルスナーが人気ですが、『デュンケル』(黒ビールよりやや赤みのある焦げ茶色のビール)や『ヴァイツェン』(小麦から作られ、ほかと比べて泡が多くさらっとしているビール)も是非お試し下さい。そしてビールを飲むときはレストランやビアホールもいいですが、チャンスがあれば街中にも多数あるビアガーデンを楽しんで下さい。レストランでは0.5リットルのグラスが標準サイズですがビアガーデンではなんと1リットルのジョッキでやってきます。この季節のドイツは夜10時近くまで明るく、気分は昼間から飲んでる感じで思う存分ビールを楽しめます。
市内中心部の観光スポットとしてはマリエン広場に「新市庁舎」(新といっても建築後約100年が経過している)があります。そこにあるのがドイツ最大の仕掛け時計で11時と12時(夏季17時)にはほぼ人間の大きさの人形32体と鐘が結婚式を再現した動きとメロディーを披露。鐘が鳴り始めるとみんな一斉に見上げて、その優雅な動きにしばしうっとり・・・。
新ミュンヘン貿易センター(New Munich Trade Fair Centre )
メインゲートを入ると中は広いエントランスになっており、左手に入場のための受付がある。すべてPCによる電子手続きとなっており、入場者は自分で個人情報を入力するシステムとなっている。多いときにはこの手続きの列が長くなりエントランスは人であふれかえる。事前登録による入場証をプリントアウトしたもの持参すれば手続きは省略できる。
手続きを終えるといよいよ展示会場に入ることになるが、ガイドブックとにらめっこして、回る順番をしっかりと決めなければ見逃してしまうこともあるので、焦らずに目的をもって行動することが大事だ。それでなくとも相当な距離を歩かされることになるのだから。
「 LASER World of PHOTONICS 2017 」では展示会場に併設のPhotonics Forumで各種の発表も行われた。
主なトピックスの概要は以下の通り。
・Laser Systems for Production Engineering
・Biophotonic / Optical Metrology and Imaging
・Lasers and Optics
・International Laser Marketplace
・Respice SME