レーザーセーフティー(レーザー安全具)

レーザーセーフティー(レーザー安全具)

レーザーを安全に使うためにはレーザーセーフティーグッズは必需品です。加工用のレーザーは出力が高く事故があった際には非常に危険性が高くなってしまいます。レーザー光を直接見てしまうことはなくても反射光に対しても目はダメージを受けています。そのためにも日常から安全装備(レーザーセーフティーグッズ)を装着することを推奨します。
種類 概要・特徴
もっとも一般的に使用されているレーザー光を吸収し遮光するための保護メガネです。レーザー保護メガネと呼ぶことが多いですが、レーザーゴーグルと呼ばれたりもします。形状は一般的なサングラス、メガネの上からかけられるオーバーグラス、ゴムバンドで固定するゴーグル、顔全面を覆うフェースシールドなどがあります。
レーザーシールドウインドウはレーザー加工装置を設置している部屋から外部にレーザー光が漏れないように窓ガラスの置き換え用として使用したり、パーテーションの窓材として使用したり、装置の加工部ののぞき窓等に使用されます。見た目は色つきのアクリル板ですがレーザー光を吸収する材質が使われており安全な窓材となっています。
レーザーバリアカーテンはカーテンレールに取り付けカーテンの開け閉めにより必要なときにレーザー光を遮断できるレーザー専用のカーテンです。一般的な難燃性カーテンよりも難燃素材で作られているので万が一レーザー光がカーテンに当たってしまっても難燃性素材により延焼しないので安心です。 レーザールームを簡易的に区切ったりする際にも使用されています。
レーザーシールドパーティションはレーザーの直接光・散乱光を遮断するためのパーティションです。レーザーを常時使用しているエリアを遮蔽する際に使用します。工事など必要なく置くだけの簡単設置なので社内でレイアウト変更が行えます。金属素材のパーティションの他にカーテン素材のパーティションもあり持ち運びのモバイルパーティションはサービス時に使用されています。
レーザールームとはレーザー装置そのものを覆ってしまうボックスのことです。レーザーマーカーだけを覆うような小さなボックスから実験室をまるごと中に作れる大きな部屋のような製品もあります。非常停止ボタンやインターロックはもちろんレーザー光検知装置などもオプションとして選択可能です。レーザーシールドウインドウにより中が見えるようになっています。
セーフティーアクセサリーにはレーザー光の光路を確認するために使用するレーザーディテクターやビューアー、メンテナンスのために一時的に光路を遮ったりミラー破損時の危険回避に使用されるレーザーダンパー、簡易的にレーザーの強度やプロファイルを確認する際に使用されるバーンペーパーなどがあります。どれもあると便利なセーフティーグッズです。
見えない光でかつ高出力なレーザーを扱うにあたって安全教育は非常に重要です。オペレーターや作業者の方がレーザーに対する安全知識が無い場合、重大な事故を起こしてしまう可能性があります。正しい知識を身につけることにより事故のない作業が行えます。そのためにレーザーセーフティーセミナーを活用してください。