Mの部屋
第3回 ”測定する”と言うこと
測定はいつも何気なく行われている作業ですがとても意味のある重要な作業です。
今一度その意味ある作業について意識しましょう。

■測定について

今回は測定についてのお話です。

レーザーに関する文献・資料などでは、必ずと言っていいほどレーザ
ーのスペック(出力やパルス幅など)が適時触れられています。測定値の物理的定義や測定器の原理・方法などは、多少なりともそれなりに決まりがあり、その辺はまた別な機会にお話しするとして・・・

例えば、「この実験は、1Wで行いました」と言われても、それが実験中にとられたものなのか?それとも実験開始直前(もしくは終了直後)にとられたものなのか?では明らかに質に違いがあります。果たしてどちらなのかは、実験者に質問してみるとあっさりわかることなのですが、もし後者の場合、「すごくいやな顔」をされることは少なくありません。そういった場合は、「手間やお金がかけられなかった」というのが理由であることが少なくありません。後でおつりが来なければ幸いなのですが・・・。



レーザー出力の測定は必須


データの見方やログも大事

まあ、いろいろな事情でいわゆる”同時監視”もしくは”測定”というのは難しいことであり、それを行っていないことをなじる必要は必ずしもありません。しかし、そういった数値は「いつ」取られたものなのか?という点はある種「基本」として、気にしておきたいものです。”まずはここから”と言う部分ですから