レーザー切断加工
レーザーを使用した切断加工は金属加工のマーケットで特に多く使用されています。シートメタルを様々な形に切り抜く加工や金属の厚板を切断したり、サインボードに使用するアクリルなどの樹脂板を文字の形に切り抜いたり、ガラスやセラミックスの板材を切断したり、紙、皮、布、木材、ゴムなど身近な材料の切断を行ったりと多岐にわたる加工が各種タイプのレーザーで行われています。2層シートの上層シートのみをカットするハーフカットも行えます。
材質別加工可否
加工装置概略図
金属 | ◎ |
樹脂 | 〇 |
ガラス | 〇 |
セラミックス | ◎ |
半導体 | ◎ |
結晶/化合物 | ◎ |
紙/皮/布/木 | 〇 |
複合材 | ◎ |
ゴム | ◎ |
レーザー切断加工に使用されるレーザーはワークの材質や加工内容により異なります。シートメタルや金属の厚板、セラミックスなどはCO2レーザーやファイバーレーザー、アクリルやPETやPCなどの樹脂材はCO2レーザーで加工を行います。半導体材料や複合材やゴムはUVレーザーで切断することが可能です。スマートホンやタブレットで使用されている強化ガラスの切断ではパルス幅の短いピコ秒レーザーを使用して加工を行います。
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レーザー切断加工に使用される光学系は大きく分けて中間光学系と集光光学系に分かれます。ファイバーレーザーや高出力半導体レーザーやでは中間光学系として伝送ファイバーが使われますが、固体レーザーでは中間光学系にはエネルギーを調整するためのアッテネーターやビーム径を広げるためのビームエキスパンダーそしてビームを反射させて光路を変えるためのミラーなどが使用されています。
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レーザー切断加工に使用される光学系は大きく分けて中間光学系と集光光学系に分かれます。集光光学系にはミラーを駆動させてビームを動かし描画するガルバノスキャナーやガルバノスキャナーで使用するfθレンズ(エフシータレンズ)、固定光学系としてはフォーカスレンズや切断用の加工ヘッドなどが使用されています。
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